接待での盛り上げ方は?会話術やマナー、お店の選び方を解説
楽しんでもらいたい気持ちが強いほど話題や進行に力が入り、かえって空回りしやすいのが接待の難しいところです。大切になるのは盛り上げること自体ではなく、相手が心地よく過ごせる状態を先に整えておく発想になります。
本記事で扱うのは、接待の基本と事前準備・お店選び・当日の進行と会話術・マナー・お開きの判断までの内容です。
情報収集から席次や会話の進め方まで一つずつ押さえておけば、初めての幹事でも当日は落ち着いて動けます。準備の順序と当日の判断の軸がつかめる構成にしていますので、取引先に喜ばれる接待をつくる参考にしてください。
接待とは?

接待とは、取引先や関係先との関係づくりを目的として、会社が費用を負担しながら開く会食やもてなしの場を指します。
国税庁が示す交際費等の定義は、得意先や仕入先など事業に関係のある者に対する接待・供応・慰安・贈答などに支出する費用です。つまり接待は個人的な食事とは異なり、業務の一環として相手をもてなし、その後の取引の土台をつくる時間に位置づけられます。
接待を組み立てるうえで軸になる考え方は、細かな作法へ入る前に押さえておきたい、以下に挙げる3つです。
- 準備:先方の役職や人数、食の好みを起点にお店とコースを決める
- 進行:会話や料理のペースを先方に合わせ、当日に迷う場面を減らす
- 費用:支払いや手配を目立たせず、先方に負担を感じさせない
この3つを軸に据えておけば、当日に想定と違う展開が起きた場合でも、判断に迷う場面はぐっと少なくなります。
接待当日までに準備しておきたいこと

接待の成否を大きく左右するのは、当日に発揮する話術よりも、そこに至るまでに積み重ねた事前準備の密度です。先方の好みや近況を把握し、店側と段取りまで共有しておけば、当日にその場で判断する事柄をぐっと減らせます。
準備が足りないまま当日を迎えると、苦手な料理が並んだり進行が滞ったりして、その場の空気が沈んでしまう原因です。ここでは、接待の当日までに整えておきたい3つの準備について、確認すべき内容とあわせて見ていきましょう。
先方の嗜好や近況を確認しておく
準備の出発点になるのは、アレルギーや苦手な食材を含めた先方の食の好みを、お店とコースを決める前につかんでおくことです。予約を入れる前の段階で確かめておきたい項目は、当日の話題づくりまで含めると以下の3つに整理できます。
- 苦手な食材やアレルギー、宗教上の食事制限:コースの差し替えを店へ相談する
- お酒を飲むかどうかと好みの銘柄や度数:乾杯の一杯とボトルの選定に反映する
- 異動や新規事業といった直近の近況:当日の話題づくりの手がかりにする
営業担当者の商談記録や過去の会食メモは、断片的であっても当日に生かせる材料が眠っている貴重な情報源です。直接は聞きにくい内容であれば、共通の取引先や社内の別の担当者を通じて事前に確認しておく方法も有効です。
お店のスタッフと打ち合わせしておく

予約の段階で店側と情報共有を済ませておけば、当日は進行の一部を任せながら、会話そのものに集中できます。電話や下見の場で伝えておきたいのは、以下のように当日の行き違いや段取りの乱れにつながりやすい内容です。
- 接待での利用である旨と両社の人数:席の配置と案内の順番を整えてもらえる
- 苦手な食材やアレルギーの有無:コースの一部を差し替えて用意してもらえる
- 料理を出す間合いと締めの時間:会話が弾む場面では配膳を止めてもらえる
- 支払い方法と会計の段取り:席を立たずに中座して精算できる
伝えた内容が当日の担当スタッフまで引き継がれているかどうかは、入店したタイミングでもう一度すり合わせておきます。
手土産を用意するかを判断する
手土産は欠かせない品ではなく、先方の立場や当日の状況を見ながら用意するかどうかを決める性質の品です。判断の基準になるのは持ち帰りやすさで、電車で帰る方や出張中の相手にかさばる品を渡すと負担になってしまいます。
用意するのであれば、常温で長く保存でき、職場に持ち帰っても分けやすい焼き菓子などが選びやすい候補です。
手渡す場面としてはお開きの直前が適しており、着席の前に渡すと先方が荷物を抱えたまま過ごすことになります。高価すぎる品は相手の社内規定に触れる場合もあるため、負担にならない価格帯でまとめておくのが無難です。
接待が盛り上がるお店の選び方

先方についての情報が集まったら、その条件に適したお店を、複数の候補のなかから絞り込む段階へと進みます。知名度や価格帯だけで決めてしまうと、移動に時間がかかったり店内が騒がしかったりして、会話が続かない場になりがちです。
あらかじめ選ぶときの判断軸を持っておけば、複数の候補を比べる作業も限られた時間のなかで進められます。ここでは、接待の場が自然と盛り上がるお店を見極めるために欠かせない、3つの視点について確認しましょう。
先方からのアクセスがいい
お店選びで優先したいのは、先方にとっての移動の負担が小さく、当日の予定にも組み込みやすい立地かどうかです。
相手の会社や自宅の方面から向かいやすい場所であれば、それだけで気遣いが伝わり、当日の到着も落ち着いたものになります。
駅からの徒歩時間は5分以内が一つの目安で、雨の日や荷物のある場面でも先方に無理を強いずに済む距離です。地下鉄の出口番号やビルの入り口がわかりにくい立地であれば、地図を添えて事前に連絡しておく配慮も欠かせません。
お店の雰囲気やメニューが接待に適している
会話を落ち着いて交わせるかどうかを大きく左右するのは、席の配置や仕切り、内装を含めた店内の造りです。個室や仕切りのある席があらかじめ用意されているお店であれば、周囲を気にせず商談に近い話題へも踏み込めます。
隣の席との距離やBGMの音量については、予約を入れる前に下見や店舗情報を通じて把握しておきたい要素です。料理についてはコースの内容変更に応じてもらえるか、量が参加者の年齢層に適しているかまで確かめておきます。
先方の好みと接待の目的の両方に適したお店であれば、無理に盛り上げようとせずとも会話が続いていく場です。
スタッフの雰囲気がいい
同じような料理を出すお店であっても、迎えるスタッフの対応力によって先方が受け取る印象は大きく異なります。会話が弾んでいる場面では料理を出す間合いを計り、話が途切れた頃合いに声をかけてくれるお店なら心強い存在です。
事前の予約の電話や下見の際に見せる受け答えは、当日にどのような接遇を受けられるかを測る材料になります。細かな要望を断るだけで終わらせず、代案を返してくれるかどうかも、下見の段階で確かめておきたい部分です。
UNJOUR TOKYOでは、一晩で300名以上が訪れる六本木屈指の正統派キャバクラとして接待の席をご用意しています。300坪規模のフロアに個室をそろえておりますので、参加人数や商談の内容に合わせたお席をご案内します。
キャストは約200名が在籍しており、お客様の様子をうかがいながら会話のペースを整える接客が持ち味です。セット料金は60分15,000円が目安で、内訳や延長料金は料金システムのページからご確認いただけます。
接待当日の席次と進行

お店の候補が決まった後に整えておきたいのは、当日の座り方と、開始から終了までの進行の組み立てです。席次を誤ると、料理や会話がどれほど充実していても、失礼な扱いを受けたという記憶だけが先方に残ります。
全体の流れをあらかじめ先に組み立てておけば、想定と違う展開になった場合でも落ち着いて対応できる状態です。ここでは、席次を決めるときの基本的な考え方に加えて、開始から終了までの進行の目安を押さえていきましょう。
席次の基本と決め方
席次を決めるときの原則は、入り口から遠い席を上座とし、先方の役職が上の方に座っていただく並びです。外務省は国際儀礼であるプロトコールの基本として、席次などで序列を重んじる考え方と、右を上位とする原則を挙げています。
この2つの原則に沿って考えると、上座に座る方から見て右隣が先方の次席となり、席順は以下の表のとおりです。
| 席の位置 | 座っていただく方 | その席にする理由 |
| 入り口から遠い席 | 先方の役職が上の方 | 人の出入りや物音の影響を受けにくい |
| 上座から見て右隣 | 先方の次席の方 | 右を上位とする原則に沿う並びになる |
| 上座の正面 | 自社の役職が上の方 | 先方と向かい合って会話を受けやすい |
| 入り口に近い席 | 自社の進行役 | スタッフへの声かけや中座に動きやすい |
眺望や設えが自慢のお店であれば、入り口からの距離ではなく、景色を楽しめる席を上座とする考え方も取れます。
開始から終了までの進行の目安
進行についてはあらかじめ時間配分を決めておき、当日は先方の様子をうかがいながら細かく調整するのが基本です。会が終わりに近づく場面に向けては、締めの挨拶を誰が担うのかという役割分担まで、事前に決めておきます。
| 場面 | 時間の目安 | 進行の内容 | 自社側の役割 |
| 開始前 | 15〜30分前 | 入店して席とコートの預け先を確認 | 進行役がスタッフへ段取りを再確認 |
| 開始直後 | 15分ほど | 出迎えと着席、挨拶を交わして乾杯 | 役職が上の方から順に挨拶する |
| 中盤 | 60〜80分 | 料理を挟みながら歓談し、話題は先方中心 | 飲み物の残りと発言量に目を配る |
| 終盤 | 20分ほど | 締めの挨拶と、次の予定の確認 | 進行役が中座して会計を済ませる |
時間が押している場合には、料理を出す間隔を詰めてもらうなど、店側と連携を取りながらの調整が必要です。
接待の場を盛り上げるコツ

場を盛り上げようとして自分ばかりが前に出てしまうと、かえって先方が聞き役に回る展開を招いてしまいます。その場かぎりの派手な演出よりも、相手のペースを読み取って空気を整えることが、満足度を高めるための近道です。
接待が盛り上がったかどうかは、笑い声の大きさではなく、先方が心地よく過ごせたかどうかで決まってきます。ここでは、無理な演出に頼らずとも自然と会話が続く場をつくるための、2つのコツについて整理しましょう。
居心地のいい空間をつくる
先方が自分から言葉を発しやすい環境かどうかで、その場の話しやすさは入店した直後から決まっていきます。上着や手荷物の預け先を入店した直後に案内しておくことも、先方を身軽な状態で席へ迎えるための配慮です。
先方の喫煙の有無や座る位置の希望についても、当日ではなく予約を入れる段階であらかじめ確かめておきます。店内の空調が効きすぎていないかは着席してすぐに確かめ、必要であればスタッフへ調整を頼みたい部分です。
相手が主役になるよう気遣う
接待の席では自社側が話す時間を短く抑え、先方が語るための聞く時間を意識して多めに割り当てていきます。意識したい会話量の目安は、会の全体を通しておおよそ自社が話す量を3、先方が話す量を7とする配分です。
飲み物が残り少なくなった頃合いに次の一杯を伺うなど、先方の様子に合わせた気配りを当日は積み重ねます。同席している方のなかに発言の少ない方がいる場合には、話題を振って会話の輪へ入っていただく配慮も必要です。
参加した全員が自分の居場所を感じられる状態をつくることが、当日の盛り上がりを根本から支えていきます。
UNJOUR TOKYOでは、先方が落ち着いて過ごせる空間を重視される方に向けて個室をご用意しています。ダーツを備えたお部屋やステージのあるお部屋など、商談の温度感に合わせてお部屋をお選びいただける環境が特徴です。
VIPのお席はセット料金が60分20,000円を目安としており、内容により変更になる場合があります。日曜と祝日は定休となりますので、日程を組む際は営業日と営業時間を店舗情報のページからご確認ください。
接待の場を盛り上げる会話術

せっかく場の空気が整っていたとしても、会話が途切れがちであれば、先方は席で間を持て余してしまいます。そこで必要になるのは話題を詰め込むことではなく、話題選びと聞き方という2つの基本を押さえることです。
席ではなるべく商談の話へ寄りすぎず、相手が語りやすいテーマへ自然に橋を架ける意識を持って臨んでいきます。ここでは、接待の場で会話を弾ませ、その後の関係を深めるための具体的な3つの方法について見ていきましょう。
聞き手に徹する
会話を長く続けるための近道は、自分が話すことではなく、相手が語りたい話題を引き出す側に回ることです。相づちを打ちながら、相手が発した言葉尻を受けて質問を重ねていくと、話は自然に枝分かれして広がります。
はいかいいえで終わる問いではなく、経緯や理由を尋ねる問いかけのほうが、相手も語りやすくなる問い方です。相手が語り終える前に、自分の経験談へと話を移してしまうと、聞いてもらえていないという印象が残ります。
言葉だけでなく、うなずきや表情までもが会話の一部であり、先方の話へ関心を向けていることが伝わる手段です。
共通点がある話題を選ぶ

立場や年齢にかかわらず、双方が無理なく語れる共通の話題をいくつか用意しておくと、会話が弾む土台が整います。出身地や学生時代の部活動、趣味やスポーツといったテーマは、商談の場では出てこない一面を引き出す話題です。
事前に集めておいた先方の近況を手がかりに、業界の話題から入って雑談へと広げていく方法も有効に働きます。
話題が見つからないときには無理に探そうとせず、その日の料理やお店の設えについて感想を交わすのも一案です。会話の途中であっても、相手の反応が薄いテーマは深追いせず、別の話題へ柔軟に切り替えるよう心がけます。
否定や反論はしない
意見が食い違う場面であったとしても、接待の席でまず求められるのは相手の考えをまず受け止める対応です。異なる見解を持っていたとしても、その場で反論を返せば空気が張り詰め、相手も口数を減らしてしまいます。
相手の話を認めたうえで自分の考えを補足として添える伝え方であれば、角の立ちにくい進め方です。政治や宗教、他社への批判といったテーマは意見が割れやすく、接待の席では持ち出さないよう気を付けます。
接待はあくまで議論に勝つための場ではなく、関係を深めるための場だという前提を忘れずに臨むことが大切です。
接待のマナー

当日の会話がどれほど弾んでいたとしても、ふるまいの細部で失礼があれば、それまでの印象は一気に崩れます。お店へ到着する時間や身だしなみ、会計の進め方といった基本のふるまいは、事前に確認しておきたい部分です。
以下に挙げる項目は、どれも特別な作法ではなく、先方に余計な気を遣わせないという軸でつながっています。ここでは、接待の場で先方に不快な思いをさせないために押さえておきたい、3つのマナーを確認しましょう。
早めに入店する
自社側が入店しておきたい時刻は、遅くとも開始の15分前までで、先方を迎える体制を整えるための時間です。入店した後はコートの預け先や席の位置を確かめ、先方が到着した瞬間にすぐ座れる状態へ整えておきます。
先方が予定より早めに到着する場合もあるため、待たせることのないよう時間に余裕を持った行動が必要です。お店の入り口や近くにある目印を写真で先に共有しておくことも、先方を迷わせないために欠かせない準備です。
先方が到着した旨の連絡を受けたら入り口まで出迎えることも、迎える側の丁寧さが伝わる大切な一手になります。
身だしなみや言葉遣いに気を付ける

接待の場においては服装や所作までが評価の対象になるため、清潔感を軸として身だしなみを整えて臨みます。当日の朝に見落としがちなスーツのしわや靴の汚れ、髪型の乱れも、出発前に鏡の前で確かめておきたい部分です。
香りの強い整髪料や香水は料理の味わいを損ねてしまうため、接待の日に限っては使用を控えるようにします。先方に対する言葉遣いについては敬語を基本としつつ、堅苦しくなりすぎない距離感を保つ意識も欠かせない部分です。
お酒が進んだ場面でも口調が崩れることのないよう、当日は自分の適量を把握したうえで飲む量を調整します。
会計は先方の前で行わない
会計の際に支払う金額を先方の目に触れさせないという配慮も、接待の場で押さえておきたい基本のふるまいです。歓談の途中で中座し、レジや別室で会計をあらかじめ済ませておけば、お開きの場面もなめらかに進んでいきます。
あらかじめカード情報を預けたうえで、後日にまとめて精算する方法を用意しているお店も選択肢の一つです。領収書を受け取る際は、後日の経理処理でつまずかないよう、国税庁が示す以下の記載事項を確かめておきます。
| 記載事項 | 受け取るときに確かめる内容 |
| 取引年月日 | 接待を行った当日の日付になっているか |
| 取引の内容 | 飲食代など内容が具体的に書かれているか |
| 税率ごとに区分した対価の額 | 税率ごとの金額が分かれて記載されているか |
| 交付を受ける事業者の氏名または名称 | 自社の正式名称で記載されているか |
接待をお開きにするタイミングと二次会への誘い方

お開きにするかどうかの判断で見るのは、あらかじめ決めておいた終了時刻と、当日の相手の予定という2つの軸です。
一次会にかける時間の目安は2時間ほどで、会話が弾んでいるうちに切り上げたほうが、余韻の残る終わり方になります。時間の経過とともに会を締めへ向かわせる合図になる先方の様子と、そのときにとりたい対応は以下のとおりです。
- 時計や携帯電話を確かめるそぶりが増える:追加の注文を控え、締めの挨拶へ移る
- 口数が減り、料理へ手が伸びなくなる:会話を広げず、次の予定の確認へつなげる
- 帰りの交通手段の話が出てくる:中座して会計を済ませ、見送りへ移る
締めの挨拶では当日の話題に触れて感謝を伝え、二次会はお時間があればという前置きを添えて意向を伺います。
接待が盛り上がるお店をお探しなら

接待の場を上手に温めるための鍵は、演出の派手さではなく、相手を主役に据えた準備と気遣いの積み重ねです。先方の好みと近況を事前に調べ、移動しやすく落ち着いて話せるお店を選び、席次と進行まで組み立てておきます。
会話では聞き手に回り、意見が分かれる話題は深追いせず、支払いは目立たないところで済ませるのが基本です。お開きの時間は相手の予定を軸として決め、二次会は断りやすい聞き方で意向を伺うところまで組み立てます。
これらを積み重ねた時間は、その日の満足感だけでなく、その後に続く取引の空気にも静かに作用する時間です。日ごろから参加者や目的に応じて選び分けられるように、候補となるお店を複数持っておくことも役立ちます。
UNJOUR TOKYOでは、接待の一次会から二次会まで、ご利用の目的に応じたお席をご案内しています。内装に多額の費用をかけた店内では、少人数での商談から複数名での会食まで、幅広い場面に対応が可能です。
所在地は東京都港区六本木7丁目15番13号で、六本木駅から徒歩圏内のため二次会の移動にも向いています。お席の空き状況やご予算に合わせたご提案もいたしますので、まずは店舗情報のページからお問い合わせください。